iOS標準アプリにG Suiteを設定する

iOS標準のメール・カレンダー・連絡先アプリを使って、G Suiteを利用することができます。

MobileIron CloudでiOS向けのGoogleアカウント構成を作成して配布することで、ユーザーは手作業でアカウントを追加する必要が無くなります。またMobileIron Cloudから配布したGoogleアカウントはiOS上で「管理されたアカウント」として扱われるため、個人で追加したGmailなどのアカウントとはデータが分離・保護されます。また管理されたアカウントはそこでダウンロード済みのメールや添付ファイルと共に遠隔で削除することが可能です。

Googleアカウント構成を作成します。MobileIron Cloudの管理画面を開き、[構成]> [+追加]から[Googleアカウント]を選択します。見つけにくい場合は上部の検索ボックスを活用して下さい。

「Googleアカウント構成を作成」画面に切り替わります。「名前」に任意の名前を入力してください。[次へ]をクリックしてください。また「アカウントの説明」はメール・カレンダー・連絡先アプリ上のアカウント名として表示されますので、わかりやすい名前を付けておくと良いでしょう。

配布先のオプションに[すべてのデバイス]を選び、[完了]をクリックしてください。

これでGoogleアカウント構成を追加できました。「構成」画面で一覧を確認できます。

iOSデバイスには、この構成のGoogleアカウントが自動で追加されます。「設定」アプリの「パスワードとアカウント」を開くと確認することができます。下記画面では「職場のG Suite」として追加されています。

アカウント名をタップして開き、認証を行います。[パスワードを再入力]をタップしてください。

以降は画面の指示に従い、アカウントとパスワードを入力して認証します。以下のダイアログが表示されたら、[続ける]をタップしてください。

Googleのログイン画面が表示されます。メールアドレスを確認したら、[次へ]をタップしてください。

パスワードを入力し、[次へ]をタップしてください。

G Suiteの認証を組織のSAML認証サーバと連携している場合には、認証画面は異なります。

認証が完了すると、「GMAIL」にアカウントが表示されます。これでG Suiteのメールが利用できるようになりました。

標準のメールアプリを開くと、企業用のG Suiteのメールボックス(下記画面では「職場のG Suite」)が追加されたのを確認できます。

標準のカレンダーアプリでも企業用のG Suiteのカレンダーが追加されます。カレンダーアプリを起動し、画面下部の[カレンダー]をタップすれば確認できます(下記画面では「職場のG Suite」)。

標準の連絡先アプリにも追加されます。同アプリを起動し、画面左上の[グループ]をタップすれば確認できます(下記画面では「職場のG Suiteのすべて」)。

これでiOS標準アプリのメール・カレンダー・連絡先でG Suiteを利用するための設定は完了です。