デバイスを登録する(Fully Managed)
Android Enterpriseの Fully Managed モードでは、会社指定のアプリのみが利用できます。ユーザーが自由にアプリをインストールして利用できる個人領域はありません。
Fully Managed モードでのデバイス登録は、FM+WP/WPCODモードの場合と同様に、デバイスを工場出荷時にリセットした状態から行いますが、その前にMobileIron Cloud側の設定変更が必要になります。
MobileIron Cloudの設定を変更
以下スクリーンショットのManaged Device with Work Profileについて、FM+WP / WPCOD と読み替えて下さい。
MobileIron CloudにはAndroid Enterpriseの3つのモードに対応する構成が予め用意されており、この構成をデバイスに割り当てることでモードが決定します。デフォルトの状態では、いずれの構成も全てのAndroidデバイスが配布先になっていることがわかります。なおWork ManagedはFully Managedは同じ意味です。
デバイスで「ようこそ」画面からFully Managedとなりうるセットアップ手順を開始した場合、FM+WP / WPCOD 構成と Work Managed Device (Fully Managed) 構成の両方が割り当てられていると、FM+WP / WPCOD が優先します。したがってこれから登録するデバイスに FM+WP / WPCOD 構成が割り当たらないように配布先から除外することで、Work Managed Device (Fully Managed)の構成が適用されます。
「FM+WP/WPCOD」の構成を開き、編集ボタン(鉛筆のアイコン)をクリックします。
設定の内容はありませんので、そのまま[次へ]ボタンをクリックします。
配布先を「デバイスなし」に設定し、[完了]ボタンをクリックします。
これで優先度の低い「Work Managed Device」構成が割り当たるようになりました。
ヒント 今回は「FM+WP/WPCOD」が全く割り当たらないように配布先を「なし」にしてしまいましたが、特定のユーザーや特定のデバイスの種類などを条件としたデバイスグループを作成して割り当てることもできます。
デバイスの登録
Fully Managedモードのデバイス登録手順は、FM+WP / WPCOD の場合と全く同じです。
MobileIron Goの登録後にホーム画面を確認すると、アイコンに鞄のマークは付いていません。Fully Managedモードのデバイスには仕事の領域しか無いため、鞄マークで分けて表示する必要が無いためです。